Imladris
12 STEPS
占い師になるための12ステップ
占い師になる道は、マインド3つ、実践6つ、マーケティング3つの計12ステップで足りる。 霊感もセンスも要らない。必要なのは、学ぶ順番と学ぶ相手を間違えないことだけ。
3
マインド
6
実践
3
マーケティング
Slides
講義スライド 全30枚
12ステップを講義形式にまとめたスライド。
左右キーまたは下の番号で移動できる。各ステップの本文末尾からも該当スライドへ飛べる。
Overview
12ステップの全体像
心を整え、技術を身につけ、届ける。この順番には意味がある。
心が整っていない人に強い技術を渡しても続かない。技術のない人がSNSを頑張っても、信頼は積み上がらない。
| Part | Step | 内容 |
|---|---|---|
| マインド編 | 01〜03 | 最強の占い師になる覚悟と、力を正しく使う倫理観を持つ |
| 実践編 | 04〜09 | 十干十二支を土台に、沖と合、点数、格局、大運年運、開運法まで読み解く |
| マーケティング編 | 10〜12 | 集客と商品開発を分け、SNS発信に集中して続ける |
Mind
マインド編 ステップ1〜3
技術の前に、自分が何者になるのかを決める。
同じ教材で同じ時間をかけて学んでも、伸びる人と伸びない人がいる。その差を生むのは才能ではなく「どんな意識で学ぶか」だ。
Step 01
あなたはこれから最強の占い師になる
子平推命は「四柱推命の源流」
子平推命は、宋代の徐子平が確立した命理学で、四柱推命の源流にあたる。中国で1000年以上、知識人たちが磨き続けてきた東洋哲学の到達点であり、生年月日と生まれた時間から「人生の設計図」を読み解く占術だ。
この講座で身につくことは三つ。人との相性、年運・月運、そして「違和感が消える」こと。
一、人との相性がわかる
家族、パートナー、職場の上司。生年月日さえわかれば、その人との関係がどうかみ合うのかが見えてくる。相手の日干が自分の喜神か忌神か、相手の支が自分の支と沖するか合するか。「彼の気持ちどう思う?」に感想で返す側から、根拠で答える側になる。
二、年運・月運がわかる
今年はどんな年なのか。何月が勝負で、何月は守りに入るべきなのか。それを誰かに占ってもらうのではなく、自分の手で出せるようになる。「あなたたちは10月が勝負」と時期で答えられるのが、この占術の最大の武器だ。
三、ついに違和感が消える
四柱推命や算命学を学んだことがある人ほど、本によって言うことが違う、結局どう読めばいいのかわからない、という違和感を抱えている。子平推命では、五行の強弱を手順どおりに数値で判定する。だから誰が出しても同じ結論にたどり着く。流派で答えが違うもやもやが、再現性で置き換わる。
世の中の占いの多くは当たらない
はっきり言う。出回っている占いの多くは、きちんとした占術ではなく、心理学やコールドリーディングを占いっぽく見せているだけだ。そして「それっぽい占い」はAIにも簡単に真似される。
本物の占術はまったく違う。曖昧な直感に頼らず、命式という設計図から、運気の流れを論理的に読み解く。手順を踏めば誰でも同じ結論にたどり着く。この再現性があるからこそ、あなたの鑑定書にはお金を頂く価値が生まれる。
再現性こそが、本物の占術の証。再現性があるから、鑑定書に値段がつく。
Step 02
魔法使いになる意識を持つ
生年月日8文字は、現代で手に入る「魔法」に一番近い
考えてみてほしい。たった数字の並びである生年月日から、その人の性格、欲望、才能、そして人生のどの時期に追い風が吹くのかまで立ち上がってくる。これはほとんど魔法だ。
だからこそ、学習中は「難しい」ではなく「これほどの力が手に入る」とワクワクしていてほしい。ワクワクは学びの燃料になる。楽しんでいる人ほどたくさん命式を出し、たくさん出す人ほど上達が速い。これは例外がない。
上達の近道は「読んだ命盤の数」
占いは教材を読んだ量ではなく、読んだ命盤の数で上達する。知識を10増やすより、命盤を10枚読むほうが確実に強くなる。自分、家族、友達、芸能人。生年月日がわかる人は片っ端から命盤を出して保存すること。1000枚近く見た頃には、命盤を見た瞬間に「強そう・弱そう」が感覚でわかる目ができている。
学んだそばから、身近な人で試す
おすすめは、今日覚えたことだけで、家族や友達の命盤を読んでみることだ。「あなた、プライド高いけどそれが武器になる人でしょう」と言った瞬間、相手の目が変わる。
そしていつか「え、なんでそんなことわかるの?」と言われる瞬間が来る。それがあなたが魔法使いになった合図で、最初の一回はたぶん一生忘れない。その瞬間は、十干を覚えた最初の1ヶ月で来る。
日常が意味を持ち始める
今日は午の日だから攻める、子の月だから仕込む。ニュースで人の生年月日を見ればつい命盤を立てる。世界のすべてが教材に変わって、退屈な日がなくなる。流行りすたりがなく、老いても続けられて、学ぶほど深くなる。一生モノの遊び道具だ。
WORK
- 今日、命盤を3枚出して保存する(自分・家族・友達)。
- 覚えたことをひとつだけ、身近な人に伝えてみる。
- 「なんでわかるの?」と言われた日を記録しておく。
Step 03
倫理観を持つ
あなたの一言が、人の未来を左右する
子平推命を使うと、いろいろな未来がわかる。それは裏を返せば、あなたの一言が人の未来を左右してしまうということだ。鑑定は希望を渡す仕事であって、恐怖を植える仕事ではない。強い力をやさしく使える人が、本当に信頼される占い師になる。
三つの約束
- 不安で人を縛らない。悪い時期が見えたときは、必ず対処法とセットで伝える。恐怖で人を動かす占い師にはならない。
- 希望を渡す。どんなに厳しい命式にも、守りと活かし方が必ずある。
- 決めるのは本人。占いは地図であってハンドルではない。健康・お金・法律のように人生を大きく左右する判断は、専門家へつなぐ。
鑑定はリフレーミングが命
十干の意味には「お金好き」「プライドが高い」「秘密主義」のような、そのまま言えば角が立つ言葉が並ぶ。鑑定ではすべての欲を認めて、ポジティブに変換して渡す。丙のお金好きは、社会に価値を還元する力。辛のプライドは、プロ意識と見られ方を磨ける強み。甲の地位欲は出世の燃料。癸の秘密主義はスパイ級の情報収集力。
沖も同じだ。子午沖のような激しい沖は、そのまま伝えれば呪いの言葉になる。「静かな火山。普段は動かないが、長い時間をかけて世界を塗り替える人」のように、葛藤を才能として言い換えて渡す。
具体的な四つのルール
- 凶運に見える命盤にも、天徳貴人・月徳貴人といった守りを見つけて渡す。天徳は「天からの守り」、月徳は「人からの守り」。大難が小難で済む星で、凶星や沖があっても「守られている面」を必ず伝える。
- 「注意の時期」は必ず対処法(喜神別の開運法)とセットで伝える。
- 断定していいのは時期と傾向まで。生死・病・訴訟の結果を言い切らない。
- まず自分の命盤で試し、当たったところと外したところを記録する。自分で検証した人の言葉は重みが違う。
強い力を、やさしく使える人。それが本当に信頼される占い師。
The Art
実践編 ステップ4〜9
ゴールはシンプルだ。その人にとって味方になる五行「喜神」と、気をつけるべき五行「忌神」を出すこと。
相性も、運気の良い時期も、ラッキーカラーも、すべてそこから導ける。土台は十干と十二支。点数→格局→喜神・忌神→年月の吉凶と開運法まで一本道で、順番を飛ばすと変な癖がつく。
Step 04第4章 十干の説明 / 第5章 十二支の説明
十干と十二支を覚える
命式はたった8文字の漢字でできている。その一文字一文字が何を意味するのかがわかれば、生年月日からその人の性格、欲望、開運の方向まで語れる。ここは丸暗記で構わない。ここを曖昧にしたまま先へ進むと必ずつまずき、ここを固めた人はこの先がどんどん楽になる。
十干は「人を自然物として見る」技術
十干とは、五行(木・火・土・金・水)をそれぞれ陽と陰に分けた10種類の気。覚え方の核心はひとつ、十干は記号ではなく「自然物」だということ。そして命盤の中で最も重要なのが日干(日柱の天干)、つまりあなた自身だ。人の生年月日を聞いたら、まず日干を確認する癖をつける。
干 自然物 本質と欲望 開運の方向 甲 大樹 権力と地位を求める。まっすぐで一直線 どこで出世したいかを決める 乙 草花 安らぎを求める。踏まれても生えてくる協調の人 人と組んで花を咲かせる場所を探す 丙 太陽 お金と華やかさを求める。明朗で隠し事ができない お金を好きになって稼ぐ 丁 灯火 叡智を求める。穏やかだが内に激しさ 人が目をつけない分野で成功 戊 山 天性のリーダー。どっしり動かない 信念で周囲に安心感を与える 己 田畑 愛し愛される。多芸多才で順応性が高い 学ぶほど人生が肥える 庚 刀剣 健康を求める。負けず嫌いで即断即決 健康を大事にすると開運 辛 宝石 プライドが高く見栄を重んじる。繊細な美意識 見られ方をプロ意識に変換する 壬 大海 負けず嫌い。柔軟でアイデア豊富な知略家 ライバルを決めて戦う 癸 雨露 秘密主義で思いやりが深い。情報収集力 一滴ずつ蓄積して流れを作る 陽干(甲丙戊庚壬)は大きく強くわかりやすい自然物、陰干(乙丁己辛癸)は小さく繊細で粘り強い自然物。大樹と草花、太陽と灯火、と対で覚えると混ざらない。2つ以上を組み合わせて読むと人物像が立体になる。戊と己は「愛し愛されたいリーダー」、丙と壬は「お金が好きで負けず嫌い」、壬と癸は「負けず嫌いだが意外にピュア」。
十二支は「季節と時刻」の暦
十二支は動物占いではない。本質は季節と時刻を12等分した暦だ。円の上に子から亥まで並べると、北が冬、東が春、南が夏、西が秋。3支ずつが季節のグループを作る。この円のイメージは、次の沖と合でそのまま武器になる。
そして最重要なのが蔵干。十二支のそれぞれには五行が入っていて、命盤では下の十二支から上の十干がエネルギーをもらう。蔵干がわからないと、点数計算も強さの判定もできない。
季節 支 時期 蔵干 イメージ 冬・北・水 亥 初冬 水・木 猪突猛進。勢いに乗れば世渡り上手 子 真冬 水 頭がいい。用心深く着実 丑 晩冬 水・土・金 老人のような深み、忍耐と粘り 春・東・木 寅 初春 木・火 虎の勢い。向上心と決断力 卯 真春 木 うさぎの若々しさ。軽やかでスピーディー 辰 晩春 木・土・水 堂々と強い。理想を掲げるリーダー 夏・南・火 巳 初夏 火・金 人知れぬ努力の人 午 真夏 火 まっすぐ。明るく開放的 未 晩夏 火・土・木 癒やし系の奥にしたたかな野心 秋・西・金 申 初秋 金・水 人懐っこく器用 酉 真秋 金 完璧主義のストイックさ 戌 晩秋 金・土・火 大きくて強い。特に火が強い 覚えるコツは二段構え。まず季節グループで塊として覚える(亥子丑は水、寅卯辰は木、巳午未は火、申酉戌は金)。次に、真ん中の支(子・卯・午・酉)は純粋にその五行だけで、四隅の支(辰・未・戌・丑)は複数の蔵干を持つ、と覚える。読みの深さはこの四隅に集まる。特に戌は火が強く、この先何度も登場する。
「完璧にする」の基準
十干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」を、何も見ずに10秒以内で暗唱できること。十二支は「戌は?」と聞かれて「晩秋・金土火、特に火が強い」と返せること。このレベルまで行けば、点数計算はただの数え作業になる。逆にここを飛ばすと、点数計算が一生「難しい章」のままになる。
季節と蔵干が頭に入ると、命盤はもう漢字の並びではない。真冬の海、春の太陽。景色として読める人は強い。
これができると 生年月日だけで性格・欲望・開運の方向が語れる。命盤が「風景」に変わる
WORK
- 十干の暗唱を計測する。10秒を切るまで毎日やる。
- 自分と家族の日干を出し、表の「本質」が当たっているか検証する。
- 自分の命盤の4つの支の蔵干を書き出す。
- 「丙のお金好き」を、鑑定で渡せるポジティブな一文に自分の言葉で言い換える。
Step 05第6章 十二支の沖と合
沖と合を覚える
性格を読むだけなら十干と十二支の意味だけでもできる。だが「今年の10月に転機が来ます」と時期を断定できるのはプロの占い師だけ。その武器が沖と合だ。カリキュラムの序盤に置いてあるのは、それくらい基礎であり、それくらい重要だから。
沖は、正反対のエネルギーの正面衝突
沖は、十二支の円の正反対(6個先)にいる支同士のぶつかり合い。真冬と真夏、北と南。綱引きを想像してほしい。両者が全力で引っ張り合うので、どちらの力も外に向かって働けなくなる。これが沖の本質だ。
沖のペア 季節の対立 意味と読み方 子 ⇄ 午 真冬 ⇄ 真夏 六沖の中で最も激しい。身近な人との別れや環境の激変として現れやすい 丑 ⇄ 未 晩冬 ⇄ 晩夏 人より何倍も深く感じる分、消耗も早い。感受性は才能 寅 ⇄ 申 初春 ⇄ 初秋 安定より刺激、平和より成長を選び続ける。爆発的エネルギー 卯 ⇄ 酉 真春 ⇄ 真秋 移動・変化が多く、フットワークが軽い 辰 ⇄ 戌 晩春 ⇄ 晩秋 静かな火山。節目に内側のエネルギーが噴き出す 巳 ⇄ 亥 初夏 ⇄ 初冬 住まい・仕事・環境が変わりやすく、遠方や海外との縁 命盤の地支に沖のペアが隣り合っていると、お互いを打ち消し合う。鑑定で一番大きく効くのが「根」への影響だ。地支は天干にエネルギーを送る土台だが、沖で機能していない支は根の仕事ができない。天干に木が2つ透っていても、根の卯が酉と沖していれば木は本来の力を出し切れない。
ただし、沖がある命盤=悪い命盤ではない。沖は衝突であると同時に「動き」のエネルギー。沖を持つ人は、平穏なままでは終わらない、変化と転機を呼び込む人生のダイナミズムを持っている、と読む。
合は、手を繋いで支え合う関係
沖が正面衝突なら、合は手を繋ぐ関係。合になる支同士はお互いを引き寄せ、結びつき、力を増大させる。組み合わせは子丑・寅亥・卯戌・辰酉・巳申・午未の6組。
覚え方は「円を折り畳む」。十二支の円で「子と丑の間」と「午と未の間」に1本の線を引き、その線で円をパタンと折り畳む。すると子は丑に、寅は亥に、卯は戌に、辰は酉に、巳は申に、午は未に重なる。折り畳んで重なった相手が合。沖は正反対、合は折り畳み。円の図さえ頭にあれば両方とも一瞬で出せる。
合の最重要の働き、沖を解除して「開く」
命盤に沖がある場合、沖している支のどちらかに合の相手が巡ってくると、沖が解除される。綱引きで引っ張り合っている2人のところに片方の親友が来て手を繋ぐと、綱引きどころではなくなり喧嘩が終わる。それまで打ち消し合って使えなかったエネルギーが、一気に解放される。
卯酉の沖を持つ命盤なら、卯の合の相手は戌、酉の合の相手は辰。つまり戌の年月(10月)や辰の年月(4月)に転機が起きやすい。戌は蔵干に火を含む火の強い支なので、火が喜神の命盤なら戌年・戌月が大ブレイクのタイミングになる。「いつ人生が動くか」をピンポイントで当てにいける、鑑定の最大の見せ場だ。
使い方3ステップ
- 命盤の地支に沖・合のペアがないか探す。沖があれば「動きのある人生」、根への影響もチェック。
- 年運・月運・大運の支と、命盤の支の関係を見る。沖が来る時期は揺れる時期(喜神が沖されるなら特に注意)、合が来る時期は力が増す時期。
- 命盤に沖がある人は、合で解除される時期を出す。ここが転機。「あなたは◯月に開きます」と断定で伝えられるようになれば一人前。
これができると 「10月に開きます」と時期を断定できる。鑑定が「感想」から「診断」に変わる、プロとアマの分水嶺
WORK
- 十二支の円を白紙に描き、沖(正反対)と合(折り畳み)のペアを線で結ぶ。
- 自分の命盤の地支に、沖・合がないか探す。
- 沖がある人は、それを解除してくれる支(合の相手)を出し、その年月をチェックする。
- 家族や友人の命盤でも同じことをやって、過去の転機の年と一致しているか検証する。
Step 06第9章 点数計算と喜神・忌神
点数を出し、喜神と忌神を出す
本講座で一番難しく、一番価値がある技術。点数計算ができると五行の強弱がわかり、強弱がわかると格局が出せて、格局が出せると喜神・忌神、つまり年運・月運の吉凶までが芋づる式にわかる。実践編の心臓部であり、プロとアマの分水嶺がこの章だ。
点数表は丸暗記
イメージは「地支(十二支)から天干(十干)がエネルギーをもらう」。干だけあっても支の裏付けがなければ弱く、支が増えるほど点数は倍々に伸びる。
構成 点数 構成 点数 1干0支 1点 2干0支 2点 1干1支 2点 2干1支 4点 1干2支 4点 2干2支 8点 1干3支 6点 2干3支 12点 必ず守ってほしいルールがひとつ。干が立っていない五行は0点。支だけあっても点にはならない。ここを間違えると、格局も年運も全部ずれる。最初は表を手元に置いたままでいい。数をこなすうちに、命盤を見た瞬間「強そう・弱そう」が感覚でわかるようになる。
実際に数えてみる
火が丙の1干と午・午の2支なら4点。木が甲・乙の2干0支なら2点。水が癸の1干0支なら1点。卯が木の蔵干を持っていても、隣の酉と沖で機能していなければ数えない。沖と合の章で学んだ通りだ。
補足が二つ。自分の十干があるのに、その五行の蔵干を持つ支がない状態を「根が無い」といい、根の無い干は数のわりに弱い。そして月支(生まれ月の支)に当たる五行は季節の勢いを得て別格に強くなる。これを月令という。
日干が強いか弱いかで、喜神が決まる
点数が出たら、その人自身を表す日干が強いのか弱いのかを判定する。日干と同じ側(日干を助ける五行)の合計と、それ以外の合計を比べる。
- 日干が強い(身旺)命式はエネルギーが余っている。だから洩らす五行、使う五行、抑える五行が喜神になる。
- 日干が弱い(身弱)命式は足りていない。だから生んでくれる五行、同じ五行が喜神になる。
こうして出てくるのが喜神と忌神だ。喜神はその人にとっての追い風の五行。良い時期も、合う色も、方位も、相性の良い人も、すべてここから導ける。忌神は向かい風の五行。注意すべき時期と、その備え方がわかる。感覚ではなく数字で出す。だから誰が出しても同じ答えになる。
喜神から良い年月を出す
喜神が火と木の人なら、午(6月)・卯(3月)の年月がとても良い。午は火、卯は木だから。同じ理由で巳月(5月)・寅月(4月)も良い。逆に子(12月)・酉(8月)は要注意。子は水、酉は金だから。この「喜神の五行を持つ支の年月=良い時期」という読み方が、年運・月運鑑定の基本形だ。万年暦は必ず買って、手元で確認する癖をつける。
これができると 鑑定が感想から診断に変わる。格局・喜神・年運が芋づる式に解ける
WORK
- 点数表を見ずに書き出せるまで暗記する。
- 自分の命盤を点数計算する。根の無い干がないかも確認する。
- 自分の喜神・忌神を出し、ラッキーカラーと良い月・注意する月を書き出す。
- 家族や友人の命盤でも同じことをやり、計算のスピードを上げる。
Step 07第10〜13章 格局・従財格・従殺格・従児格
格局を出す
点数計算で五行の強弱が出せるようになったら、次はその結果に名前を付ける。それが格局(かっきょく)。命式の「骨格」であり、その人がどんな生き方をすると力を発揮できるのかを示す、人生の処方箋だ。ここが決まって初めて喜神・忌神が確定し、年運・月運が読めるようになる。
内格と外格。バランス型か、一点突破型か
大枠は二つだけ。内格は五行のバランスをとる命盤で、足りないものを補うのが吉。外格は極端な五行に振り切った命盤で、極端さに逆らわず流れに乗るのが吉。バランス型か一点突破型か、人生の戦い方がまるで違う。
判定の流れはいつも同じ。点数計算、日主が強いか弱いか、印綬の有無、何が最強か。この四段で七つの格局に振り分ける。
格局 条件 生き方 内格身強 日主が強く、財・官・食がある 自ら道を切り開く攻めの人生。日干を弱める五行が喜神 内格身弱 日主が弱いが、印がある 人と協力して成功。いい意味で人に頼れる。日干を強める五行が喜神 従旺格 日主が最強で、他は印綬のみ 自らの価値を上げる。経営者向き、少しアウトロー 従強格 日主が強く、印綬が最強 権力を求め、持つと成功。いい目上に付くと伸びる 従財格 日主が弱く、印なし、財が最強 お金の流れに従う。企画・経営の才 従殺格 日主が弱く、印なし、官が最強 権力に従う。地位と忍耐、管理職向き 従児格 日主が弱く、印なし、食が最強 好きなことに従う。専門家として開花 従格の三兄弟
- 従財格は、お金の流れに従う命式。財の五行が命式を支配している。ビジネスや商売の相談で、鑑定が一段深くなる。
- 従殺格は、権力に従う命式。官殺が支配している。「役職を取りにいけ」と、断定で背中を押せるタイプ。
- 従児格は、表現に従う命式。食傷が支配している。好きなことや表現で独立していくタイプ。
大事なのは、外格では喜神の取り方が普通の内格とは変わるということ。前のステップで点数から出した喜神を、格局で最終確認する。この流れを必ず守ること。
格局と「勉強」の相性
覚えておくと便利な整理がある。内格身弱・従旺格・従強格は勉強が向く(印を活かす命盤)。内格身強・従殺・従財・従児は日干を弱める方向が吉(外へ出す・従う命盤)。同じ「頑張れ」でも、机に向かうべき人と、外で動くべき人がいる。それを見分けられるのが格局の力だ。
格局が出ると、こういう文がスラスラ書けるようになる。「あなたは太陽が自分の力で輝く命盤。誰かに従うより、自分の名前で立つほど運が開きます。学び続けることが最大の開運です」。点数、格、喜神、生き方の処方箋。この一本の線が、子平推命の鑑定の背骨になる。
これができると 「役職を取りにいけ」「独立しろ」と、生き方の方向まで断定で背中を押せる
WORK
- 七つの格局を「条件→生き方」で言えるようにする。
- 自分の命盤を判定の流れ四段に沿って格付けしてみる。
- 保存した命盤から2枚選び、内格か外格かだけでも判定してみる。
Step 08第6・14・15章 沖合・干合・調候
大運・年運を見る
年の干支を命盤に重ねて読む。これまで積み上げてきた十干十二支、沖と合、喜神と忌神が、ここで一本につながる。「あなた、来年の春が勝負ですよ」。そう言い切れる占い師に、あなたもなれる。
大運・年運・月運・日運
- 大運は10年ごとに切り替わる大きな運気の流れ。人生のいまが春なのか、夏なのか、冬なのか。どの「季節」にいるのかがわかる。
- 年運はその年ごとのテーマ。転機の年、勝負の年、守りの年がわかる。
- 月運まで見れば「今年は何月が勝負か」まで示せる。
- 同じ理屈で日の干支を重ねれば、日単位でも見られる。契約日・告白日・引っ越し日の打診はここ。
見方の基本はシンプル
喜神の五行が巡ってくる時期は追い風。忌神が巡る時期は慎重に。そしてステップ5で学んだ沖や合によって、命式が「開く」時期は転機になる。
必ずやってほしいのが「自分の喜神が、いつ沖されるか」の確認だ。喜神の五行を支えている支が沖される年月は、運気の柱が揺らぐ時期。逆に忌神側の支が沖される場合は、悪い作用が抑えられると読むこともできる。沖は一律に凶ではなく「どの支が沖されるか」で吉凶が変わる。ここがプロの読み方だ。
合は命盤の支とだけでなく、大運の支とも起こる。大運で子が巡っている人なら、丑の年月が来ると大運の子と合になり、大運の力を強めてくれる。
天干の干合も忘れない
「合」という字がつくものに、天干同士の干合もある(甲己・乙庚・丙辛・丁壬・戊癸)。下(地支)の合が支合、上(天干)の合が干合。年運・月運の干が命盤の干と干合する時期の出来事を読むのに使う。見る場所がまったく違うので、鑑定中に取り違えないこと。
もう一つの軸、調候用神
点数計算で出す喜神は「量のバランス」の話だった。調候は「温度と湿度のバランス」。月支は生まれた季節を表す。真冬に生まれた海(壬)は凍えていて、何よりまず太陽(丙)が欲しい。真夏に生まれた大木(甲)は渇いていて、雨(癸)が欲しい。「この風景には、いま何が必要か」を考えて出す用神が調候用神だ。
同じ干でも季節で喜忌が逆転する。庚(刀剣)にとっての丙(太陽)は、冬なら救いの暖かさだが、夏は刀を溶かす暑さになる。「◯は喜神」と固定で覚えず、必ず季節とセットで判断する。量の喜神と温度の用神、二つの軸が同じ方向を指す命盤は読みやすい。違う方向を指すときは、調候を優先して「まず風景を整える」のが実戦のコツ。
すると鑑定の言葉がこう変わる。「あなたは水が強い命式です」ではなく、「あなたは真冬の海。太陽を求める命盤です。丙の人、火の年月があなたを暖めます」。風景で語られた鑑定は、相談者の記憶に一生残る。
これができると 「今年の何月が良くて何月に注意か」を自分の手で計算できる
WORK
- 自分の命盤を「季節+自然物」の一言で表現する(例: 晩春の宝石、初秋の灯火)。
- 自分の喜神を支えている支が、何年・何月に沖されるかを確認する。
- 今年の12ヶ月を、良い月・注意する月・開く月に色分けする。
Step 09第16章 喜神別の開運法
ラッキーアイテム・ラッキーアニマルを出す
鑑定の最後は必ず「では、どうすればいいか」で締める。運勢を当てるだけでは半人前。雑誌やアプリのラッキーカラーは何万人にも同じものを配っているが、あなたが出すラッキーアイテムには、その人だけの命式から出した喜神という根拠がある。
喜神の五行を、日常に取り込む
喜神 色 方位・動物 環境と食べ物 木 濃い青・緑 東。うさぎ(卯)・虎(寅) 緑の多い環境、観葉植物・木製の家具。酸っぱいもの、緑の野菜、果物やナッツ 火 赤・ピンク・紫 南。馬(午)・蛇(巳) 日当たりの良い南向きの部屋、暖かい土地。火の通った料理、赤い食材、香辛料。丁なら家でキャンドル 土 茶色・黄色 中央。丑・辰・未・戌 山の見える地盤のしっかりした場所、家庭菜園。甘いもの、根菜、穀物・豆類 金 金色・白 西。猿(申)・鶏(酉) 丸い形のインテリア、ゴールドの装飾品、天然石。辛いもの、大根や梨など白い食べ物、魚類 水 水色・黒・紺 北。猪(亥)・鼠(子) 川・湖・海のそば、水族館・温泉。良質な塩、黒胡麻・海藻・黒豆など黒い食べ物。壬なら水辺の街に住む 使い方の三つの注意
- 喜神で選ぶ。日干で選ばない。自分が丙(火)でも、喜神が水なら取り入れるのは水の開運法。ここを取り違えると逆効果になる。
- 人との縁が最速。色や食べ物より、喜神の五行を日干に持つ人、喜神の点数が多い命盤の人との交流が一番効く。「あなたの運気を上げてくれるのは◯◯の人です」と具体的に伝えられると、鑑定の満足度が跳ね上がる。
- 忌神の逆用。忌神の五行のものを完全に排除する必要はないが、勝負どころの服・場所・時期では喜神側に寄せる。
鑑定書が一枚書ける
実践編の6ステップを終えると、鑑定書が一枚書けるようになる。必要なのは三つ。一つ目は性格。十干、十二支、格局から、本質と欲望、生き方の処方箋。二つ目は時期。沖と合、年運と大運から、今年の何月が良くて何月に注意か、10年単位の季節と転機の年。三つ目は開運法。喜神から導いたラッキーカラーやアイテム、明日から動ける具体策。
この三つが一枚にそろったものが、お金を頂ける水準の鑑定書だ。趣味で終わらせるか、副業にするかは、あなたが選べる。
これができると 「なんとなく」の開運が、命盤に合わせた戦略に変わる。相談者が明日から動けて、リピートにつながる
WORK
- 自分の喜神の開運法を5つ選んで今週から実行する。
- 家族や友人の喜神を出し、その人向けの開運アドバイスを鑑定書形式で1枚書いてみる。
- 「一緒にいると調子がいい人」の日干を調べ、喜神と一致しているか検証する。
Marketing
マーケティング編 ステップ10〜12
集客と商品開発は分けて考える。
商品(鑑定の中身)はステップ4〜9で揺るぎないものができている。だからあなたはSNSに集中できる。
Step 10
参考アカウントを見て、まず真似る
集客と商品開発は分けて考える
占いを仕事にしようとしたとき、多くの人がつまずくのは「何を売るか」と「どうやって届けるか」を同時に悩んでしまうこと。商品をつくりながら集客もするのは、プロのマーケターでも難しい。
だがあなたの「商品」の核、つまり鑑定の中身は、ステップ4〜9で揺るぎないものができている。だから迷わず集客、つまりSNSでの発信に集中できる。
やり方は三つ
- 参考にするアカウントを3人から5人選ぶ。「この人みたいになりたい」と思える占い師を見つける。
- その人たちの「型」を分解する。投稿の最初の一言はどう始まっているか。文章の長さは。図の有無。語尾。投稿頻度。どんなテーマに反応が多く集まっているか。気づいたことをメモする。
- 型は真似て、言葉は自分で書く。構成や流れは借りて構わない。でも文章そのものや鑑定の中身は、必ず自分の言葉で。丸写しはしない。
オリジナリティはあとから滲み出る
いきなりゼロから自分のスタイルを生み出そうとする必要はない。型を借りて、中身はあなたの本物の占術で勝負する。これが最短で伸びるやり方だ。最初は型をそのまま借りて、中身だけ自分の命盤読みに差し替える。続けていれば、オリジナリティは勝手に滲み出る。
WORK
- 参考アカウントを5つ選び、それぞれの「出だしの一行」を10本ずつ書き写す。
- 週に1アカウント、型を分解してメモにまとめる。
Step 11
ライティングを学ぶ
最初の5秒で、読まれるかどうかが決まる
どんなに中身が素晴らしくても、最初の一行で指が止まらなければ、存在しないのと同じだ。
- 冒頭は「悩み」か「意外性」から始める。「この秋、人間関係が揺れやすい人の特徴」。読む人が「あ、私のことかも」と感じる一言から入る。
- 時期と具体性を入れる。「いつ」を言い切れるのは子平推命の最大の強み。ぼんやりした言葉より、具体的な言葉のほうがずっと信頼される。
- 言い回しをストックする。人の投稿を見て「この言い方、うまいな」と感じたらメモし、自分の言葉に置き換えて使う。言い回しには型があり、集めるほど文章は強くなる。
とくに効く三つの言い回し
技術 弱い 強い 断定する 壬の人は負けず嫌いかもしれません 壬の人は、負けず嫌い 時期を入れる そのうち良くなります 10月が勝負 風景で語る あなたは水が強いです あなたは真冬の海。太陽を求めている 「かもしれません」は使わない。同じ内容でも、この三つを守るだけでまったく別物の投稿になる。断定できるのは、点数と格局と調候という根拠があなたの手元にあるからだ。
WORK
- 今日の投稿を「断定・時期・風景」の三点で書き直してみる。
- うまい言い回しを、ひとつのメモに集め続ける。
Step 12
継続する
差がつくのは、やめなかったかどうか
正直に言う。発信はすぐには結果が出ない。最初の数週間、反応がほとんどないのは当たり前で、ほとんどの人はそこでやめてしまう。だからこそチャンスがある。差がつくのは才能ではなく、やめなかったかどうか。それだけだ。
続けるために一番大切なのが、仲間
ひとりだと、気持ちが折れる日が必ず来る。でも同じ道を学ぶ仲間がいれば、「あの人も頑張っている」と思えるだけで、もう一日続けられる。継続は根性ではなく環境で決まる。同じ技術を学ぶ仲間がいれば、命盤を出し合い、投稿を見せ合い、止まらなくなる。
鑑定と発信を往復させる
続けるコツは、小さく決めて毎日やること。「毎日1投稿」「毎日1つ命式を出す」。量を積み重ねるうちに、質は後からついてくる。そして鑑定と発信を往復させる。命式を出すほど発信のネタが増え、発信するほど鑑定の機会が増えていく。この循環が回りはじめたとき、あなたはもう立派な占い師だ。
心、技術、発信。この3つがそろったとき、「占いを受ける側」から「読み解く側」へ変わる。
続けるための最小のルーティン。大きな目標はいらない。
| やること | 頻度 |
|---|---|
| 命盤を出して読む | 毎日1人 |
| SNS投稿 | 毎日1本 |
| 参考アカウントの分解 | 週に1アカウント |
| 仲間と命盤を見せ合う | 週に1回 |
Next
次の一歩
ステップ1〜3と10〜12は今日から始められる。
4〜9は師の教材で、正しい順番に学ぶ。
子平推命は独学に向かない。原典は漢文で、市販の入門書は流派で解釈がバラバラだからだ。
核心である五行の強弱判定は、正しく読める人の教材で学ばないと変な癖がつく。
Imladris 子平推命 奥伝講座は全21章、講義動画37本6時間超、教材テキスト10万字超。
主宰は子平推命学会会長・武則天様。発行した鑑定書は数千枚。いまも現役で鑑定し続けているプロの教材。
最初の一歩は、とても小さくて構わない。まずは、あなた自身の命式を出してみること。
その一枚の命式から、あなたの占い師としての物語が始まる。
現在は新規受付停止中。再開時に案内が出ます。